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zoom RSS キャリアアップ助成金・新規2コース

<<   作成日時 : 2017/04/16 12:24   >>

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 キャリアアップ助成金は、有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップなどを促進するため、正社員化、人材育成、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度です。

 平成29年4月から、これまでの3コースが8コースに変わっています。

【これまでの3コース】
@正社員化コース
A人材育成コース
B処遇改善コース
 a賃金規定等改定
 b共通処遇推進制度
 (a)健康診断制度
 (b)賃金規定等共通化
 c短時間労働者の労働時間延長

【これからの8コース】
@正社員化コース
A人材育成コース
B賃金規定等改定コース
C健康診断制度コース
D賃金規定等共通化コース
E諸手当制度共通化コース(新規)
F選択的適用拡大導入時処遇改善コース(新規)
G短時間労働者労働時間延長コース

 並べてみると、新規2コースを除き、従来の処遇改善コースに括られていたものを独立のコースに再編したことがわかります。今回は新規の2コースを見ておきましょう。

 一般に、雇用関係助成金は雇用施策を後押しするといった目的を有しています。

 「選択的適用拡大導入時処遇改善コース」は、平成29年4月からスタートした労使合意に基づく社会保険の適用拡大を後押しする意味があるといえましょう。労使合意に基づく社会保険の適用拡大の措置により、有期契約労働者等を新たに被保険者とし、基本給を増額した場合に助成することとしています。
 社会保険の適用拡大により、有期契約労働者等が将来受け取る年金は増えますが、保険料の支払いにより手取り月収は減ることになります。そこで、基本給を増額することは、社会保険の適用拡大のハードルを引き下げることになります。
 また、このコースが平成32年3月31日までの暫定措置となっていることは、社会保険の適用拡大が施行後の状況を踏まえて検討を加え、必要な措置を講ずることとされていることに照応するものといえるでしょう。

 平成28年12月20日の働き方改革実現会議には「同一労働同一賃金ガイドライン案」が示されました。同一労働同一賃金は、いわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者)と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すものであるとされています。同じ会議に示された「同一労働同一賃金の実現に向けた検討会」中間報告では、職務内容や人材活用の仕組みと直接関連しない手当を優先的に取り組むことが提言されています。

 「諸手当制度共通化コース」は、有期契約労働者等に関して正規雇用労働者と共通の諸手当制度を新たに設け、適用した場合に助成することとしています。このコースは、同一労働同一賃金に向けた動きや考え方を先取りし、後押ししようとするものとみることができるのではないでしょうか。

 キャリアアップ助成金の平成29年4月1日改正内容についてはこちらのリーフレット(→こちら)をご覧ください。また、キャリアアップ助成金各コースの詳細な要件等を確認する場合は、こちらのパンフレット(→こちら)をご参照ください。

 なお、キャリアアップ助成金は雇用保険二事業の「雇用安定事業」の一つであり、雇用保険法施行規則に定められています。平成29年3月31日に成立した雇用保険法の改正により、平成29年4月から「生産性要件」が導入されることとなりました。キャリアアップ助成金のすべてのコースには「生産性要件」が設定されています。

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